レトロゲームのレビューを行う、通称「レトゲーレビュー」の第1弾。
今回は私の一番思い入れのあるPSソフト「グローバルフォース 新・戦闘国家」のレビューを行います。
現代兵器戦略シミュレーションの超傑作!!
個人的には、現代兵器同士を戦わせる戦略シミュレーションゲームの最高傑作だと思っています。
というのもゲームバランスが絶妙に良く、何度もやり込みがいのあるキャンペーンモード、既存の国の軍隊だけでなくオリジナルの軍隊(兵器一覧)を編成できるなど、とても丁寧に作られているからです。
実際の話、何度キャンペーンモードをプレイしたことか…キャンペーンモード1つクリアするのに1日数時間やっても1~2週間はかかりますが、それを最低5回はプレイしていますね。
正直、攻略方法なども含めて記事にすると膨大な量を書いてしまいそうです。一晩語れるくらいかも…って感じですが、できるだけわかりやすくレビューをしていきたいと思います。
基本データ
タイトル | グローバルフォース 新・戦闘国家 |
---|---|
プラットフォーム | PlayStation、PC |
ジャンル | 現代戦略シミュレーション |
開発 | ソリトンスクエア |
発売 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
リリース年 | 1999年 |
初代PSで、20世紀最後にリリースされたゲームです。
現代戦略シミュレーションとは、実在する戦車や戦闘機などを限られたMAPの範囲内で動かして戦闘し、一定の条件でクリアさせるものです。
戦車に乗り込んで1対1、というのではなく、司令官のような立場で複数の兵器を動かすのが特徴です。将棋やチェスに近い感じですね。
というか、将棋やチェスが現代兵器とコンピュータ上に置き換えたものと言って良いでしょう。
現代兵器が数多く登場するので、兵器マニアには受けが高いジャンルです。それだけでなく、「どのように兵器を動かすか」「どうやって被害を抑えて勝利するか」ってのを考える楽しみもあります。
こういったゲーム、一番有名なのはずっと以前から発売されている「大戦略シリーズ」なのですが、ゲーム自体の戦闘国家シリーズをお薦めします。
戦闘国家は実はシリーズものです。PSでリリースされた初代・改・新(本作)の他、PS2で続編が2作リリースされましたが…
PS2版は黒歴史です。新品で購入して次の日に売り払ったくらいのクソゲーでした。そもそも開発元が変わって某〇川が名前だけで販売したようなもんですから…
六角形(HEX)のマス目上で兵器を動かすといった見た目では、大戦略も戦闘国家も同じです。しかし、戦闘国家は後述する行動力制を組み合わせることにより、戦略性と遊びやすさを見事に両立させています。
行動力制+ターン制による戦略性と遊びやすさのバランス
ご参考に、YouTubeで公開されているプレイ動画を掲載します。
先に上げたように、戦略シミュレーションゲームは将棋やチェスのようにターン制となっています。自分の番=ターンが回ってきた時に、コマ=兵器を動かして、自分のターンが終了し、相手のターンとなります。
基本は1ターンで一つのコマしか動かせないのが将棋・チェスです。大戦略シリーズなど、他の戦略シミュレーションゲームは1ターンで各コマを一度ずつ動かせるのが基本でした。
しかし、戦闘国家シリーズは同じターン内で一つのコマを複数回動かすことができるのです。
将棋・チェス | 1ターンで一つのコマのみ動かせる(他のコマは動かせない) |
---|---|
大戦略など | 1ターンで各コマを1回ずつ動かせる |
戦闘国家シリーズ | 1ターンで各コマを行動力の範囲なら何回も動かせる |
これは非常に画期的なことでした。特に、大戦略シリーズをプレイした人にはそう感じたことでしょう。
もう少し具体的に解説します。
ターン制は、いうなれば自分の持ち時間内でコマを動かす、といったルールと思ってください。例えば1時間としましょうか。
1時間以内に、各コマ=兵器を動かして敵兵器を攻撃したり、逆に回避したりします。
大戦略など、戦闘国家以前のゲームでは1ターンではどの種類の兵器でも1度しか動かせませんでした。そう、速度の速いジェット戦闘機も、足の遅い艦船も同様に1度しか動かせませんでした。
でも、よく考えるとおかしな話です。戦闘機であれば、1時間もあれば移動して攻撃してまた基地に戻る、なんてことはできそうなものです。
これまでの戦略シミュレーションゲームですと、戦闘機も1度切りしか動かせないため、足の遅い対空ミサイル車両に囲まれて撃墜、なんてこともありました。
しかし、戦闘国家シリーズでは、兵器の種類ごとに行動力というポイントが設定されています。この行動力は移動や戦闘をするたびに減りますが、それが尽きるまでは何度も行動ができます。
行動力は戦闘機などの速度の速い兵器は多めに設定されており、1ターンで「敵の近くへ移動→攻撃→反撃受ける前に帰還」という、よりリアルな戦闘機に近い動かし方が可能です。
これだけ聞くと「戦闘機無双じゃね?」と思われそうですが、戦闘機は燃料が切れると墜落しますし、コストもかかります。また、対空車両などの苦手な兵器もあります。
これはじゃんけんのグー・チョキ・パーの関係に似ています。全てに強い兵器はなく、それぞれに強い相手・苦手な相手があるので、組み合わせて戦うことに面白さがあります。
(戦闘国家以前に、戦略シミュレーションだけでも語れますが、それはまたの機会にしましょう)
この、行動力という画期的なシステムにより、よりリアルな戦闘に近い形で柔軟にプレイできるのが戦闘国家シリーズの魅力です。ここまで記事を読んだ方は、もう一度最初の動画を振り返っていただければと思います。
魅せる演出
これは特に新・戦闘国家が特筆すべきと思います。まずは新・戦闘国家のOPから。
今の最新ゲーム機に比べるとしょぼいと思われそうですが、当時としては結構魅せるOPでした。
OPだけでいうと、前作「戦闘国家・改」を推す人もいるかもしれません。
こういったOPなどもそうですが、戦闘シーンではポリゴンで描かれた兵器も使われており、当時としてはかなりリアルに感じました。と言っても戦略に注力するとだんだん簡易戦闘モードにして時間短縮していきがちですが…
また、キャンペーンモードでは複数のマップを順にクリアするのですが、それぞれの章の初めにOPが挿入されています。そのOPムービーの後に、戦況などシナリオが挿入されており「本当に自分が一国の司令官」になった気分を味わえます。
↑新・戦闘国家のキャンペーンモードのシナリオの一つより。司令官の立場になって緊張感と興奮感が味わえます。
自分だけの軍隊を持つ・育てる
戦闘国家では、各国の軍隊をモチーフにした部隊がディフォルトで設定されています。アメリカ・ロシア・中国や日本の自衛隊など、それぞれ特色のある兵器で部隊を構成しています。
アメリカはとにかく高性能で種類も多く、まさに世界一の軍事大国。ロシアは全体的に価格は抑え目ながらも性能と種類が多い、中国はとにかくコストが安い、日本は性能は良いが高くて種類が少なめ、など。
こういった既存の部隊でプレイもできますが、戦闘国家では国を越えた兵器を組み合わせて部隊を編成できます。例えば高性能のアメリカ兵器とコスト控えめのロシア兵器でバランスよい舞台にしたり、とにかく高性能の兵器で固めてみたり、などです。
実は戦闘国家に限らず、たいていの戦略シミュレーションでは同じことはできるます。しかし、戦闘国家はゲームバランスが良いため、この組み合わせを考えるだけでも楽しめてしまいます。
また、キャンペーンモードでは各兵器が戦闘で経験値を溜めてRPGのようにレベルアップもできます。レベルが上がれば低コストの兵器も結構強くなります。そんな強く育て上げた兵器を次のマップへ持ち越して使用できるのです。
まさに「自分だけの軍隊」を作ることができる魅力があります。
正直、当時はゲーム内のキャンペーンモードだけでは物足りないので、「キャンペーンシナリオだけでも追加してくれないかな」と思ったものです。
なので、PS2で続編が出た際は「これで新しいシナリオで遊べる」と思ったのですが…PS2からはクソゲーだったのは先に上げたとおりです。悔しい。
最後に
実はもっともっと語りたいくらいですが、そうすると戦闘国家シリーズだけでブログが作れてしまうのでこれくらいにしておきます。
1999年発売なので、もう充分レトロゲームと言えるくらい前のゲームです。
しかし、その面白さは今も色あせていません。行動力制によるゲーム性の高さが光る、まさに「ゲームらしいゲーム」といったところでしょうか。
また、PlayStationアーカイブスにも登録されているため、PS3やPSPでダウンロードして遊ぶこともできます。
これなら、初代PS本体とソフトを探す必要はないですね。値段も1000円以下程度です。
PS3を手放した私はちょっと後悔していますが…
それでも、中古で初代PSとソフトを購入するという手もありますが。
PCでクラウドサービスとしてこれだけプレイできないですかね…
あと…
戦闘国家の真の続編をどこか作ってくれませんか?(他人任せ)
IT業界に転職したい…今よりもっと収入のある仕事に就きたい…ブラック企業から脱出したい…
そんな思いで転職活動をする方は多いでしょう。
でも、
「より高い報酬を得るにはスキルアップが必要」
「そのためには研修やトレーニングを受けたい」
「でもそんな金なんてない!!」
というジレンマに陥って一歩が踏み出せない人が大半ではないでしょうか。
しかし…無料で必要な研修が受講できて、それも机上ではなく実践的で就職支援も充実しており、しかも就職先は優良企業!!
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