レトゲーレビュー

ストーリー性のある縦スクロールシューティングの傑作『ゼビウス』【レトゲーレビュー】

ファミコン版ゼビウス
ゼビウスプロジェクトEGGのゼビウスからタイトル画面。シューティングゲームに新たな歴史を築いた1作。

正統派縦スクロールシューティングの幕開け的存在

シューティングゲームというと、黎明期はスペースインベーダーやギャラガのような基本的には画面が固定された中でプレイするものが主流でした。

ギャラガなどは背景は星が流れているのですが、演出上のものであり、それ自体はゲームには何も関係していませんでした。

しかし、画面がスクロールすることもゲーム性の一つとして本格的に導入されたゲームは、おそらくこのゼビウスが初めてではないかと思います。

そんな記念すべきレトロゲームについてレビューしていきたいと思います。

基本データ

タイトル ゼビウス(XEVIOUS)
プラットフォーム アーケード(他、ファミコンなどに移植)
ジャンル シューティングゲーム
開発 ナムコ
販売 ナムコ
リリース年 1983年

現バンダイナムコの前身、ナムコからリリースされた縦スクロールシューティングゲームです。今後も同様なゲームが登場していきます。

縦スクロールに意味を与えたシューティングゲームの傑作

ゼビウスの1面縦スクロールにより地上の敵は画面上から流れるため、それまでに撃破するというゲーム性を取り入れている。

シンプルな操作性とルールでプレイできるシューティングゲームは、アーケードゲームの黎明期から頻繁にリリースされていました。

その中で縦スクロール、つまり画面が上から下に流れるゲームは多数あったと思いますが、それをゲーム性に活かしたのはゼビウスが初めてだったと思います。

特に画面スクロールのなかで地上と空中という概念が取り入れられ、「地上の敵と自機は高度差があるため接触しない」「攻撃は当たり判定がある」というゲーム性が見事に取り入れられてるのが本作の凄いところだと思います。

また、地上の敵は通常の前方に向けて発射する攻撃では倒すことはできず、地上用の攻撃を当てなくてはいけないこともゲーム性を高めていました。

もっとも、後の同様のゲームでは同じ前方用の武器で地上も攻撃できるようになっていきましたが、これは操作性を簡単にするためと思われます。

緻密なグラフィックとストーリー性

ゼビウスのグラフィック地上では地面・森・川・海・敵の基地とバリエーションに富んだ変化がみられる。

それまでのシューティングゲームでは、背景は宇宙を意識したような黒一色や星が流れるなどの演出はありましたが、基本的に単色でした。

しかし、ゼビウスでは森や海など地形のバラエティに富んでおり見てて飽きがこないものとなっています。

見た目だけでなく、地上の敵のうちホバータイプと思われるものは主に道路だけを移動し、全地形的なタイプはあまり地形に関係なく移動してくるなど、ちゃんと地形の違いに意味を持たせているところも素晴らしいところです。

ゼビウスのナスカの地上絵ナスカの地上絵らしき地形も。地球との関係を考えさせられるシーン。

また、画面にあるように、ナスカの地上絵に酷似した地形があり、「地球の文明と何か関係があるのでは?」「実は地球に文明をもたらしたエイリアンと戦っている?」など、いろいろ想像力を掻き立てるような、ストーリー性もある作品なのも特徴の一つです。

隠し要素も満載

ソルの出現の瞬間隠し要素の一つ、ソルの出現の瞬間。特定の場所に地上用の攻撃を当てることで出現。これを探すのも楽しみの一つです。

また、意図的に隠しキャラが登場し始めたのもゼビウスの特徴と言えるでしょう。

スペースインベーダーではボーナスキャラとしてUFOを落とすと高得点が得られましたが、最初からその存在は知られていました。

しかし、ゼビウスでは開発側で意図的に隠しキャラを作っていました。写真にあるソルは地上攻撃用の照準が合うと色が赤に変化し、弾を撃ち込むことで地上に出現、撃破するとボーナスポイントがもらえました。

全くのノーヒントにせず、探し出す楽しみを見出したところが高評価ですね。

他にはノーヒントのボーナスとしてスペシャルフラッグというものがあり、こちらは撃破すると残機が増えるという設定になっています。

また、敵の中にはレーダー的な役割をするものがあり、倒すことによって敵の攻撃の激しさが下がる、という設定もされていました。

こちらは隠し要素というものではないかもしれませんが、ちゃんと敵の種類に意味を持たせているという点でも素晴らしいと思います。

裏技そして偽裏技という話題性も

バキュラ絶対破壊できない敵、バキュラの編隊。しかし、「256発攻撃を当たれば破壊できる」という偽情報が飛び交いました。

隠しキャラ・ストーリー性とこれまでのシューティングゲームから飛躍的に進化したゼビウスですが、そんなかで裏技および偽裏技(偽情報)までも飛び交いました。

まず裏技ですが、これはファミコン版の裏技で、自機が完全に無敵になるもの。結構難易度が高めのゼビウスではありがたい技ですが、小学生当時の私の情報収集力では知り得ませんでした。そもそも、今と違ってネットもありませんしね。

そして偽情報として有名なのが、「バキュラは弾を256発当てると破壊できる」というもの。

バキュラとは画像にあるように、空中をくるくる回りながら時期の行く手を邪魔するキャラです。設定上、絶対に破壊できないとなっているのですが、なぜか「256発、弾を撃ち込めば壊すことができる」という偽情報が出回りました。

画面がスクロールするので、その間に256発撃つのはシステム的に絶対不可能ですが、それでも噂が出回ったのは、やはりゲーム自体の人気が高かったからでしょう。

最後に:PCでも元祖アーケード版がプレイできます

アンドア・ジェネシスゼビウスのボスキャラ的存在、空中要塞「アンドア・ジェネシス」。こういった巨大なボスキャラがメジャーとなるきっかけともなった作品です。

ゼビウスはそのゲームバランス・ゲーム性の高さ、そしてストーリー性もあったことから、続編や各プラットフォームへの移植も進んだ名作シリーズとなりました。

私はファミコン版をプレイしたのが初めてでした。実はアーケード版は殆どプレイしたことはないのですが、改めて見てみると「当時のファミコンのスペックで良くここまで再現したな」って思いもあります。

それだけ「ゼビウスを自宅でプレイしたい」というユーザの要望や開発者の思いもあったのでしょうか。ファミコン以外にも各機種に移植され、さらにファン層を拡大させることができたのは間違いないと思います。

そんな人気レトロゲームのゼビウスですが、現在だとPCでプレイ可能です。それも元祖アーケード版です。

↑まずはゲーム画面を見るべし!!

レトロゲームの復刻プロジェクト「プロジェクトEGG」よりプレイ可能です。月額利用料500円+ゼビウス本体の価格800円で遊び倒せるのですから、これはお買い得間違いなし!!

なんて宣伝っぽくなりましたが、それだけ思い入れもあります。確か、当時攻略本を購入したような記憶もあります。もしかしたら「ドルアーガの塔」の攻略本と間違えているかもしれませんが…

攻略本という存在もこの頃からスタートしています。攻略本自体のレビューもしてみたいですね。

PCでプレイする場合、可能な限りジョイスティックを使う方が良いと思います。自機の速度が最近のゲームに比べると遅めですので、パッドタイプですと親指が痛くなる可能性が高いからです。

追伸:動画を追加しました!!

レビュー動画も追加しましたので、ぜひご覧ください!!

完全無料でIT研修と転職活動する禁断の方法!!



IT業界に転職したい…今よりもっと収入のある仕事に就きたい…ブラック企業から脱出したい…

そんな思いで転職活動をする方は多いでしょう。

でも、

「より高い報酬を得るにはスキルアップが必要」

「そのためには研修やトレーニングを受けたい」

「でもそんな金なんてない!!」

というジレンマに陥って一歩が踏み出せない人が大半ではないでしょうか。

しかし…無料で必要な研修が受講できて、それも机上ではなく実践的で就職支援も充実しており、しかも就職先は優良企業!!

専門のエージェントに依頼すれば、非公開求人があります。一般求人にはないような好条件の求人を紹介してくれるんです!いい条件で転職するためにも絶対のこのサイトを使わないと後悔します!

多くの求人を比較して、あなたの良さを最大限見出してくれる転職サイトを利用してみましょう!

しかも、完全無料で登録はなんと、、、たった30秒。これを利用しないのはあり得ません。

【完全無料プログラミング研修&就活塾】